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韓国・泰岐山(テギサン)風力発電所プロジェクト

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風力発電に関する知見・ノウハウと高度な金融技術を活かした貢献

「低炭素・緑色成長」を国家戦略に掲げ、再生可能エネルギーの普及に努める韓国。その東北部において「山の都」と呼ばれる江原道の山岳地帯では、高さ数十メートルを超える巨大風車が林立する、雄大な光景を見ることができます。

<みずほ>はこの泰岐山(テギサン)風力発電所の建設プロジェクトに対する融資組成を通じて、韓国における再生可能エネルギーの普及に貢献しています。

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プロジェクト現地写真

現地の期待を集める風力発電への融資を組成

韓国は、低炭素社会の実現に向けて、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及に努めています。2003年末に発表した「新エネルギー技術開発普及基本計画」では、2011年までの風力発電の導入目標を2250メガワットと掲げており、その実現に向けて風力発電による電力の買い取りに優遇価格を適用するなど、積極的な支援策を打ち出しています。

2008年12月に操業を開始した泰岐山(テギサン)風力発電所もそうした支援策を活用した発電所の一つで、韓国で最大級となる40メガワットの発電容量をもち、一般家庭約2万5千世帯分に相当する電力を供給するとともに、年間約6万トンのCO2削減効果が見込まれています。

2009年6月、みずほコーポレート銀行は、日本を代表する風力発電事業者である株式会社ユーラスエナジーホールディングスが韓国の大手建設会社ポスコ建設と共同で取り組んだこのプロジェクトに、韓国産業銀行(KDB)と共同して、総工費の6割に当たる約41億円の融資を組成しました。

風力発電に対する専門的な知見・ノウハウを活用

風力発電には、発電量が自然条件に左右される「風況リスク」や、電力の買取価格が国の方針に左右される「売電リスク」など特有のリスクがあり、ファイナンスの組成にあたっては専門的な知識とノウハウが必要になります。

みずほコーポレート銀行は、邦銀としてはいち早く風力発電事業への融資に取り組み、すでにスペインやブルガリアなど各地で融資を実行するなど、この分野での経験を蓄積しています。加えて、社内に気象予報士の資格をもつスタッフを擁するなど、高度な専門知識も備えています。

今回のプロジェクトでは、こうした独自の知見・ノウハウを活かし、KDBとともに共同主幹事として他の金融機関からの融資を取りまとめるなど、金融面からのサポートを実施しました。具体的には、「風況リスク」については、環境コンサルタントの協力を得て風況予測について詳細なレポートを作成し、「売電リスク」については先述した優遇価格による買取額の保証について検証するなど、詳細なリスク分析を実施し、金融機関や投資家の理解を得ました。 このように、みずほコーポレート銀行のプロジェクトファイナンス組成能力と、KDBを通じた韓国金融マーケットからの信頼感が組み合わされたことで、競争力のあるファイナンスパッケージを組成し、プロジェクトを操業に導くことができました。

環境プロジェクトへの融資を通じて低炭素社会の実現に貢献

金融危機後の厳しい状況下で多額の融資を組成できたという点は、今回のプロジェクトの意義のひとつです。プロジェクトが実現した背景には、韓国政府の優遇政策はもちろん、環境プロジェクトに対する社会的な期待がありました。みずほコーポレート銀行は、プロジェクトの収益性を重視するだけでなく、事業者や出資者の環境への思いをサポートする立場にあることを強く意識しています。金融機関としてリスクを多面的に検討しつつ、環境負荷低減に寄与するプロジェクトの実現を支援する。それが金融機関にできる社会貢献だと考えています。

本プロジェクトは、韓国政府が掲げる風力発電量の目標達成に貢献する事業として、大きな期待を集めています。その一方で、2008年7月に京都議定書に基づくクリーン開発メカニズム(CDM)としての承認を受けており、日本企業の排出権獲得にも寄与します。

こうした日韓両国にメリットのあるプロジェクトに参画できたことは、みずほコーポレート銀行にとっても貴重な経験と言えます。今後も風力発電をはじめ、再生可能エネルギーに関するノウハウを積み重ね、世界各地で低炭素社会の実現に寄与するプロジェクトをサポートしていきます。

担当者の声

世界各国のプロジェクトで得た知見とノウハウを活かしています

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みずほコーポレート銀行
グローバルストラクチャード
ファイナンス営業部 環境
ファイナンスチーム
本多靖志

ファイナンス組成を成功させるために、プロジェクトリスクを洗い出した上で、ローンの返済原資となる将来キャッシュフローへのインパクトなどのリスクを個別に分析し、プロジェクト関係者でリスクの適正配分を実現していきました。本件は風力案件のため、風況予測が一つの大きなキーポイントとなりましたが、世界各国の同種プロジェクトで得た知見・ノウハウを利用して、将来キャッシュフローを算定の上、適正な水準の融資可能額を設定することができました。

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CSR動画「社会とともに、未来を描く」

CSRマネジメント

産業育成を通じたビジネス機会創出への取り組み

東京学芸大学との共同研究

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ブランド戦略

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