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チリ・エスペランサ銅山開発プロジェクト

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プロジェクトが現地の生態系や地域社会に及ぼす影響を確認

南米・チリ共和国は豊富な鉱物資源に恵まれており、特に銅鉱石の算出量は世界一位で、世界シェアの3分1強を占めています。

みずほコーポレート銀行は、チリ北部で進められている大型銅山開発プロジェクトに、他の国際的な金融機関とともに協調融資を実施しました。またこれに先立ち、同プロジェクトが現地に及ぼす影響を確認するための現地視察を実施しました。

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プロジェクト現地視察写真

日本経済に大きなメリットをもたらす銅鉱山プロジェクト

世界最大の産銅国であるチリ。なかでも同国北部のシエラ・ゴルダ地区の鉱物資源量は56億トン超にも達すると推定されています。新興国での急激な需要増を背景に銅の需給が世界的に逼迫するなか、銅地金の原料である銅精鉱を100%輸入に依存している日本にとって、同地域における権益確保は重要な意味を持ちます。

こうした背景のもと、丸紅株式会社は2008年4月、同地域で開発が進められるエスペランサ銅鉱山プロジェクトについて、世界有数の銅生産会社であるアントファガスタ社との間でに共同出資契約を締結。2010年秋以降、同鉱山で生産する銅の43%、日本の総輸入量の7%に当たる年間約30万トンの銅精鉱を日本に輸入することになりました。

このプロジェクトに対して、みずほコーポレート銀行は他の国際金融機関とともに協調融資を実施しました。

エクエーター原則採択銀行としてプロジェクトの環境影響評価を実施

2009年5月、同プロジェクトに対して総額10億5千万米ドルに達する融資契約が締結されました。このプロジェクトファイナンスは、国際協力銀行(JBIC)、カナダ輸出開発公社(EDC)、ドイツ復興金融公庫(KfW)、各国の民間銀行などの銀行団から構成され、みずほコーポレート銀行は、各国の民間銀行団によって構成される協調融資に参加しています。

2009年8月には、本プロジェクトへの出資に際して丸紅が投じた権益取得代金についても、丸紅の在オランダ100%子会社と銀行団との間で総額6億5千万米ドルの融資契約が調印されました。みずほコーポレート銀行はこの融資に参加するとともに、ファイナンシャル・アドバイザーとしてファイナンスの組成をサポートしました。

この融資に先立つ2009年2月、みずほコーポレート銀行は、プロジェクトが現地の自然環境や地域社会に与える影響を適切に管理しているか否かを、エクエーター原則の採択銀行として確認するため、同プロジェクトの現地視察を行いました。

生態系および地域社会への影響が小さいことを確認

チリ北部のシエラ・ゴルダ地区は雨の少ない乾燥地帯であり、また標高約2300メートルで植物や動物がほぼ生息していないため、もともと地球環境への懸念は少ないプロジェクトと考えられていました。実際にみずほコーポレート銀行が現地を視察した結果、生態系への影響は極めて小さいものであることを確認しました。また、個体数は少ないものの希少種に指定された2種の植物がありましたが、すでに移植などの対策が実施されており、万全の配慮が見て取れました。

その一方で、周辺地域への悪影響が懸念されたのが、採掘にともなって発生する粉塵でした。採掘地域の北東にある街には住居が点在しており、融資にあたっては、住人たちに粉塵がどう影響しているかを確認する必要がありました。そこで、過去の統計や実際に現地で地形や風向などを検証したところ、この地域では風は主に南南西に吹いており、その方向には居住地域がないことが確認できました。また、露天掘りの採掘現場には散水車用の水供給ステーションが設置され、頻繁に散水することによって粉塵を抑制していることも確認しました。

このように、国際的なプロジェクトファイナンスの世界では、エクエーター原則が環境リスク管理のためのマーケットスタンダードとして機能しています。この原則が標準化することにより、金融機関もプロジェクトに影響力をもつ当事者として環境問題に積極的に取り組むようになりました。最近では、本プロジェクトのように、環境影響確認のための現地視察に金融機関が参加するケースが増えています。

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